「オモロイ」から「未来」を作る
in MAIZURU
2019 年にSDGs未来都市に選定された舞鶴市を舞台に、地域の社会課題に取り組み、
まちの持続可能性を学ぶ実践プログラムです。
1泊2日のプログラムでは、持続可能なまちづくりの実践者である地域メンバーから、社会課題に取り組むリアルなお話しをディスカッションしながら、現地のプレーヤーが何に「オモロイ」と感じ、
ビジネスを通じたまち・人づくりを行っているのかを体験しましょう!
-Schedule-
舞鶴ってどんなまち?
【舞鶴の文化と特産品】
舞鶴は京都府北部の海の京都と呼ばれるエリアに位置しています。西舞鶴は江戸時代ごろから城下町の文化が根付き、東舞鶴は明治時代から軍港のまちとしてにぎわってきましたが、他にも漁村や農村が点在し、幅広い歴史や文化があり受け皿が非常に広いまちです。
新鮮な魚介類は有名で、京都府内でとれる魚の7割以上が舞鶴で水揚げされていると言われていて、独特な地形から貝類の養殖が盛んで、特に舞鶴の牡蠣やとり貝は都心部では高価で取引されています。
また、「京のブランド産品」に認定された万願寺とうがらしは舞鶴が発祥で、お茶やイチゴなど、漁業だけでなく農業も非常に盛んにおこなわれています。
※音楽が流れます
【舞鶴の人口と町並み】
舞鶴も他の地方と同じく年々人口減少と少子高齢化が進み、近年人口は8万人を割り込んでしまいました。
人口が一番多い活気のある時代に作られた町並みや商店街は、現在は歩く人もまばらになり、地方が衰退していくリアルを感じさせられます。
しかし、近年そんな愛する舞鶴をもっと活気あふれる街にしたいと多くの若手が立ち上がり活動を進めています。
2万人を呼び込んだ音楽フェス、赤れんがパークの再開発、商店街の活性化、地域の交流スペースの設置など、
自分だけが利となるような活動ではなく、まち全体の活性を見据えた動きが非常に活発となっていて、
このプログラムではそんなまちづくりに携わる舞鶴のプレーヤーたちとセッションを行います。
~2日間で出会うまちと人の紹介~
01
東舞鶴商店街
舞鶴には西舞鶴と東舞鶴でそれぞれ大きな商店街があります。
人口が一番多かった時期に整備された商店街は、東には4つの商店街からなる広い商店街が、西には全長900mに及ぶ長い1本の商店街となっています。
写真はおよそ30年ほど前の東舞鶴商店街の風景。
当時は約70数店舗が連なり、連日多くの人でにぎわっていました。
少子高齢化、人口減少、都市部への人口流出が進む今、商店街がどのように変容しているのかを皆さんの直接の目で確かめ、感じたことを心に留めておいてください。
02
合同会社浜風:堀口宏之
生まれ育ったまち、東舞鶴をもっと活気あふれるまちにしたいと立ち上がったのが「合同会社浜風」。
東舞鶴で会社を経営する堀口さんが代表となり、東舞鶴の地域活性化を進めています。
まず目を付けたのが、あるじを失いボロボロになった丹後瓦斯の本社跡。
近年観光客が多く訪れるようになった赤れんがパークですが、そこから歩いて10分ほどの東舞鶴の商店街にはほとんど観光客が流入していませんでした。それに目を付けた堀口さんは、赤れんがパークと商店街のちょうど間にあるこの建物に人を呼び寄せることで、商店街への人流を呼び込むことを画策します。
そして丹後瓦斯跡地を改装し、カフェ「GASS」として2023年4月22日にオープン。
堀口氏の狙い通り、多くの若い観光客や地域の方が訪れる施設に生まれ変わりました。
GASSでのランチの後は堀口さんからその思いを語っていただきます。堀口さんは何に「オモロイ」と感じ、何を目指しているのか。自分だったらどうするだろう、自分の地元だったらどうなるだろう、そんな思いを巡らせながらセッションを進めましょう!
03
株式会社ウッディハウス:志摩幹一郎
東舞鶴に本社を構えるアパレルショップ「株式会社ウッディハウス」の一代目社長。
店舗はイオンモールを中心に14店舗を構え、EC販売も大きな軌道に乗り始める中、2022年4月から舞鶴のランドマークとなる舞鶴赤れんがパークの運営に乗り出しました。
大きなリスクを覚悟で、年間来場者数60万人を超える施設の管理運営に名乗りを上げた志摩社長。なぜアパレルの会社が施設の運営に名乗りを上げたのか、どんな想いで、どんな覚悟で、そしてどんなオモロイを見出したのか。志摩社長の想いやオモロイに共感できるところを探しながら、みなさんにとってのオモロイとは何なのか、もし皆さんが赤れんがパークを運営するとしたら何をするか、どうやったら舞鶴全体の活気がよくなるかを一緒に考えましょう!
04
合同会社VONTEN:金田研人
小さいころから絵を描くことが好きだった金田さんは京都市内の芸術大学に進学し独立しましたが、数年前に建築業の家業を手伝うために舞鶴へ帰郷されました。
舞鶴に戻ってからもデザインやアートの分野に携わりたいとの想いを募らせていた先に、舞鶴で市民主催のファッションショーのイベントに携わったことがきっかけとなり、重要文化財に指定された赤れんが倉庫の一角で、クリエイターが集まるスペースを作ろうと一念発起。なんと構想から1年ほどのスピードで新しい会社とクリエイターが集まる施設を作り出しました。
自分の思考・創造性を表現するアートこそ、自分自身の生活をより豊かなものにすると信じ、
そのために
「創造する楽しさを知ること」
「創造したものを発信し、他者に知ってもらうこと」
「他者の創造したものに触れ、新しい価値観を体験すること」
そんな環境を整え、舞鶴から世界へ飛び立つクリエイターを輩出することに挑戦されています。
そんな金田さんのお話を聞きながら、どうすればもっとクリエイティブなまちを作ることができるのか、まちおこしにデザインはどのように関わってくるのかを一緒に考えましょう!
05
株式会社大滝工務店:大滝雄介
東京でIT企業に勤務後、2007年に家業の大滝工務店を継ぐために舞鶴にUターン。2012年にはまちづくりチームKOKINを立ち上げ、町家を改修したゲストハウス事業や、チャレンジカフェを通した場作り、ママ仕事請負チームの運営などを行っています。2020年には堀口さんと共に地域商社HOUKOを設立し舞鶴市のふるさと納税運営を行っています。
「まちを楽しむひとを増やす」をミッションとして様々な活動に取り組んでおられる大滝さん。舞鶴のまちおこしと言えば大滝さんの名前が上がるほど、長く、情熱的に、そしてオモシロそうにまちおこしに携わられています。
まちおこしはビジネスチャンスであるとも考えておられる大滝さんから、西舞鶴の商店街もご案内いただきながら大滝さんのオモロイを探っていきましょう!
06
選べるランチ?
2日目のランチは自由に選べるランチと思いきや、、、
【各セッションで獲得したポイントが高いグループから
行きたいお店を選べる制度】を導入!
さぁみなさんのグループは何ポイント獲得できているでしょうか?3つのお店とメニューを用意しましたので、各店舗につき2グループ限定、ポイントが高いグループからお店を選んでください!
※記載している注文メニューを頼んでください(アレルギーや苦手なものがある方は除く)
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漁師小屋
おすすめポイント
◆魚市場の仲買人の方が経営するお店。
◆新鮮な魚介類が間違いなく最高にうまい!
◆注文メニュー:漁師小屋定食
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さいかあんキッチン
おすすめポイント
◆全体的に料理が優しく美味しい!お魚が特に。そしておしゃれ。
◆大滝さんが携わる宰賀庵系列のお店なのでストーリーごといただけます
◆注文メニュー:日替わりランチ
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凡愚
おすすめポイント
◆補給艦「ましゅう」のカレーを出すお店
◆海自カレーは船によってレシピが違い、1つのレシピにつき1店舗しか
提供できない
◆間違いなくここでしか食べられない舞鶴のカレー
07
シンク・アンド・アクト株式会社:作間宏介
舞鶴に来て4年。舞鶴赤れんがパークの中にあるCoworkation Viilage MAIZURUの管理運営を行っています。地域のコミュニティ形成に携わりながら、FMまいづるのパーソナリティ、ママさんとのビジネス、高校生へのキャリア教育、他地域でのコミュニティマネージャー作りを仕事にしています。
都会で働き、2回の転職を経て、舞鶴という地方で仕事をする中で気づいたことや、地方に飛び込んで住んで働くってどういう感じなんだろう?という皆さんの疑問にお答えできるような時間にできればうれしいです!
最後のこのセッションは皆さんの地方に対する興味関心がどこにあるのか伺いながら、地方で活動するってどういうこと?を深掘っていきます。